
円形性脱毛
円形性脱毛の原因は!?


アトピー素因
アトピー性素因(アトピー性皮膚炎、気管支炎、アレルギー性鼻炎のいずれか)を持っている人のことで、円形性脱毛患者の40%以上がアトピー素因を持つと言われています。半数以上が本人もしくは家族にアトピー素因が認められるなど、深い関連があるとされています。

精神的ストレスによる影響
円形脱毛症の発症要因のひとつとして、「精神的ストレス」が挙げられます。
精神的ストレスを受けると、それに抵抗するために交感神経が活発に動きます。交感神経は、心肺を早く動かしたり体温を上げるなどの働きがあり、身体がストレスと闘う準備をしてくれます。
このとき、ストレスが強すぎたり長く続いたりすると、交感神経に異常をきたします。その結果、血管を収縮させ、頭部への血流が悪くなり、毛根への栄養補給が行き届かなくなって脱毛が引き起こされると考えられます。
また、ストレスは、毛根への栄養補給を妨げるだけでなく、「自己免疫疾患」や「内分泌異常」などのさまざまな疾患を誘因することもあります。

出産後の女性ホルモン値の変化
妊娠から出産後における女性ホルモンの減少も、原因の一つと言われています。
妊娠中、体内の女性ホルモン値は通常の100倍以上に増加しています。それが、出産すると一気に通常値に戻ります。女性ホルモンには発毛促進の作用があり、逆に減少すると抜け毛につながることから、毛周期との関係で産後3~4ヶ月後に抜け毛が多くなります。
多くの場合は頭髪全体のボリュームが減る産後脱毛となりますが、このときに、円形脱毛症になることがあります。さらにアトピー素因を持つ場合、それが加速されやすいというデータもあります。
ホルモンバランスだけでなく、育児の忙しさによる食事の偏りや出産のストレスが原因になることもありますので、産後の抜け毛には特に気をつけることが大切です。
自己免疫疾患
円形脱毛症の原因として近年有力視されているのが、「自己免疫疾患」です。「自己免疫疾患」とは、外部からの侵入物を攻撃することで私たちの体を守ってくれている免疫系機能に異常が生じ、自分の体の一部分を異物とみなして攻撃してしまうことです。
円形脱毛症は、免疫系である『リンパ球』が毛根を異物と間違えて攻撃してしまうために発症すると考えられており、その激しい攻撃により毛根が傷んで、元気な髪の毛でさえ突然抜け落ちてしまうのです。
当院の治療とは!?

円形脱毛している周囲を囲むように鍼治療を行います。
鍼治療には血管を広げ血流をよくする働きがあります。
まずは循環を良くすることにより頭部の血流を改善させ毛根に栄養を与えていきます。
自律神経も関係している!?

円形性脱毛には自律神経失調が大きく関わっています。
夜中眠りずらい、寝てもすぐ起きてしまう、頭痛が週に1回はある、肩こりがあるなどの症状も実は円形性脱毛の原因となるのです。
